kicchom’s blog(ほぼ彩風咲奈さん用)

宝塚歌劇の観劇記録と、彩風咲奈さんのことなど

脚本・演出と、生徒さんの演技や頑張りは別物

私は、タカラヅカのどのへんが好きなのか人に聞かれる機会があると、決まって「様式美ですね」と答えているんだけど、様式美と演出は分けて考えたいと思っている今日この頃。

 

様式美を表現できる演出が必ずしも既存の方法だけでないことは若手演出家の先生方が証明し始めているし、ベテラン先生方だって昔は昔なりの新しい演出に挑戦してたんだろうと思います。

 

ヅカファンの中でも特定の贔屓組や贔屓の生徒さんを持つ人(私もそのうちの一人です)は、公演を観るとまずは組や生徒さんの頑張りに目を向けるし、それはもちろん至極当然のこと。あとは作品が個人的な思い出と紐付いているケースなどは誰にもありますよね。私にもあります。

 

そうなってくると、作品や演出についての見方がブレブレになってきます。もしくは、作品や演出のことはもうどうでもよくなって多くを語らなくなるとか(ビジュアルに注目するなど)、劇場通いしているなら日々の細かい演技の変化を前向きに楽しめるようにさえなってきます。これも私の経験からです。

 

そんなヅカファン、ヅカオタの中でもツイッターで作品や演出に対してしっかり切り分けて意見している方を見かけると本当に尊敬しかなくて、毎度毎度心の中で100万回ファボってます。作品を批評することと、生徒さんの演技や役作りへの評価を全くの別物として扱い表明する、ひとかたならぬ勇気を感じるからです。

 

私たちタカラヅカファンがもっと勇気を持って声を大にしていいのは、作品そのものと演出そのものへの意見だと思うのです。そしてその意見は、生徒さんの演技に対する感想や役作りへのねぎらいとは全く別のものであることも強く主張していきたいと、私は思います。